
マクリーシュとピノックの競演。それぞれのアンサンブルが、サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂で、クリスマスにちなんだ作品を演奏しています。かつて、POLG-1150として発売されていたLD(レーザーディスク)のDVD化。
クリスマス・イン・ローマ
- あなたは星から降りてくる(伝承曲)
- 永遠の太陽が現れる時(アネリオ)
- おお、おおいなる神秘よ(ビクトリア)
- ミサ「今日キリストは生まれたまいぬ」キリエ(パレストリーナ)
- カンツォーナ「白い娘」(フレスコバルディ)
- ミサ「今日キリストは生まれたまいぬ」グローリア(パレストリーナ)
- 誰を見たのか、羊飼いたちよ(ビクトリア)
- おお限りなくやさしいわがイエスよ(フレスコバルディ)
- とび上がって喜べ(カリッシミ)
- 事の脈絡にさからって(ジョスカン・デ・プレ)
- モテット「今日キリストは生まれたまいぬ」(パレストリーナ)
- おお誇り高きベツレヘムの(スカルラッティ)
- クリスマス・コンチェルト(コレルリ)
- グローリア(ヴィヴァルディ)
- 演奏(1):ピフェラーリ
- 演奏(2-11):ポール・マクリーシュ(指揮)ガブリエリ・コンソート&プレイヤーズ
- 演奏(12-14):トレヴァー・ピノック(指揮)イングリッシュ・コンサート&コーラス
- 録画:1992年
- 発売:Deutsche Grammophon
マクリーシュとガブリエリ・コンソートによる、感動的な2曲のモテトゥス、「おお、おおいなる神秘よ」「事の脈絡にさからって」をきくだけでも価値のあるDVDです。ピノックにはもうしわけないのですが、LD時代から、ほとんどマクリーシュばかりをみていました。とはいえ、ピノックのほうも、なかなかの名演だと思います。
なお、マクリーシュによる「ローマのクリスマス」と題されたCD(POCA-1085)は、このDVDに収録されている曲に、ロンドンで録音された聖歌や朗誦を追加し、典礼の式次第を再構成したものでした。