[原題]Lamento della Ninfa
[出版]MADRIGALI GUERRIERI, ET AMOROSI Con alcuni opuscoli in genere rappresentativo, che saranno per brevi Episodii frà i canti senza gesto, LIBRO OTTAVO DI CLAUDIO MONTEVERDE Maestro di Capella della Serenissima republica Venetia. (1638)
[作曲]Claudio Monteverdi (Monteverde)
[作詞]Ottavio Rinucchini
クラウディオ・モンテヴェルディ(1567-1643)は、ヴァイオリン製作で有名なクレモナ生まれの音楽家。マントヴァ宮廷、ヴェネツィア聖マルコ聖堂で、楽長を務めました。
「ニンファの嘆き」は、モンテヴェルディの作品のなかで、管理人がもっとも好きな曲のひとつ。原題にはin genere Rapresentativoと付記されていて、「上演形式」、おそらくは適切な所作を付けて演じることが求められた、と思われます。(ひょっとすると、失われた劇作品の一部であったのかも。)
曲は3部からなっていて、不実な恋を嘆くニンファの嘆きの部分はその第2部になります。編成は、ソプラノ(ニンファ)/2つのテノール/バス/通奏低音です。この第2部は、通奏低音が冒頭の4音を34回繰り返す、パッサカリアやシャコンヌのような手法が用いられています。
この作品、管理人は気に入った演奏を求めて、いろいろなCDを集めてきました。そのCDを、カテゴリ「同曲異盤記(ニンファの嘆き)」に、簡単なコメント付きで紹介しています。興味があれば、ご覧ください。
※集めているとはいっても、カタログから調べて注文する、ということはしていません。店頭で見つけたさいに購入する、といった集めかたです。また、CD番号は購入した時点でのものです。また廃盤の可能性もあります。