2007年02月28日

MONTEVERDI A Mass of Thanksgiving, Venice 1631

[演奏]Taverner Choir & Players / Andrew Parrott
[発売]Vergin Classics / 0946 3 49993 2 8
[録音]1988年5月

「1631年11月21日、聖マルコ聖堂(サン・マルコ聖堂)における、ヴェネツィアからの疫病追放の感謝式、サルーテ(健康)の聖マリアの祝日のための盛儀ミサ」。1630年〜1631年にかけて、ヴェネツィアで猛威を振るったペスト終息を感謝しておこなわれたミサを、モンテヴェルディの作品を中心に再構成。ちなみに、このときに建造が決定された聖堂(1687年完成)が、現在もヴェネツアィアに残るサルーテの聖マリア聖堂(サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂)です。

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posted by auditus at 10:30 | 同類異盤記(典礼の再構成)

MONTEVERDI SECOND VESPERS

[演奏]The Sixteen / Harry Christophers
[発売]hyperion / CDD22028
[録音]1988年3月

「聖バルバラの祝日のための第2晩課」。モンテヴェルディの有名な晩課をメインに再構成。聖バルバラの祝日のためということで、出版された歌詞の一部を読み替えて歌っています。式次第は不完全です。

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HANDEL CARMELITE VESPERS 1707

[演奏]Taverner Choir & Players / Andrew Parrott
[発売]Vergin Classics / 7243 5 61580 2 3
[録音]1987年6月

「カルメル山の至福なる処女マリアの祝日の第2晩課」。1707年7月16日、ローマの聖マリア・デル・モンテ・サントで挙行されたであろう晩課を再構成。

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MONTEVERDI VESPRO DELLA BEATA VERGINE 1610

[演奏]Taverner Consort, Choir & Players / Andrew Parrott
[発売]Vergin Classics / 7243 5 61347 2 0
[録音]1983年8月/1984年2月

聖母被昇天の祝日のための第2晩課を想定。モンテヴェルディの有名な晩課をメインに再構成。アナログディスクをはじめて聴いたときはものすごく感動。「典礼を再構成したCD」集めの原点になったディスクです。

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posted by auditus at 10:22 | 同類異盤記(典礼の再構成)

典礼を再構成したCD

「典礼を再構成したCD」とは、特定の時代・場所・祝日を想定し、ミサや晩課といった典礼の流れが、音楽的な部分以外を含めて把握できるようになっているCD、と考えてください。

典礼の流れがわかるということは、わたしたちがCDできくさまざまな典礼音楽が、じっさいにはどういうコンテクストのなかに置かれていたか、を理解させてくれるということです。

晩課のCDの場合、詩篇曲の前後に、じっさいの典礼でもそうされるように、アンティフォナや代替の音楽を挿入し、演奏されるCDが多いのですが、ただそれだけのCDは、カテゴリ「同類異盤記(典礼の再構成)」で紹介したCDには含んでいません。

なぜなら、完全ではなくとも、ミサや晩課などの典礼全体が、どのように進行されているか、典礼に欠かせない音楽以外の部分がわかるようなCDを、「典礼を再構成したCD」と考えているからです。

タリス・スコラーズのコンサートで、ミサ曲がプログラムにあると、その歌唱のみごとさには感銘を受けながらも、退屈に感じてしまうことがあります。キリエからアニュス・デイまで連続して演奏されることは、作曲者にはまったく想定外でした。

典礼というのは、ある意味五感を刺激するイリュージョナルな儀式ですから、CDできく場合は、不謹慎といわれるかもしれませんが、いろいろ想像をふくらませてきくとより楽しめ、感動できます。(管理人の場合は、その感動が信仰に結びつくことはありませんでしたが…。)

集めたCDは、カテゴリ「同類異盤記(典礼の再構成)」に、簡単なコメント付きで紹介しています。興味があれば、ご覧くださいこうしたCDをきくさいに、『音楽史の中のミサ曲』(音楽之友者)は、管理人を含めて、信者でないかたにはたいへん参考になります。

※集めているとはいっても、カタログから調べて注文する、ということはしていません。店頭で見つけたさいに購入する、といった集めかたです。また、CD番号は購入した時点でのものです。また廃盤の可能性もあります。

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posted by auditus at 10:16 | 典礼を再構成したCD

2007年02月27日

LA VENEXIANA LIVE!

[演奏]La Venexiana
[発売]Glossa Music / GCD P 30912
[録音]2002年9月(ライブ録音)

演奏は、コンチェルト・イタリアーノのものと同質で、一定のテンポできざむ通奏低音上で、自在にソプラノが歌います。

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posted by auditus at 12:43 | 同曲異盤記(ニンファの嘆き)

CLAUDIO MONTEVERDE 8 Libro

[演奏]Il Rugiero / Emanuela Marcante
[発売]TACTUS / TC 561306
[録音]1998年

このCD『愛のマドリガーレ』は、イル・ルジェーロによるマドリガーレ集第8巻の分巻中の1枚。もう1枚は『戦いのマドリガーレMadrigali guerrieri』。ソプラノのみならず、通奏低音を含めてかなりテンポを揺らしています。録音も演奏も荒いという印象です。

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posted by auditus at 12:42 | 同曲異盤記(ニンファの嘆き)

MONTEVERDI Ottavo Libro dei Madrigali

[演奏]Concerto Italiano / Rinaldo Alessandrini
[発売]OPUS111 / OPS 30-187
[録音]1997年2月

一定のテンポできざむ通奏低音上で、自在に歌うソプラノが印象的。この曲に付けられた演奏についての指示に、したがったものと思われます。管理人が聴いたなかでは、このような演奏はコンチェルト・イタリアーノがはじめてかと。

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posted by auditus at 12:40 | 同曲異盤記(ニンファの嘆き)

Ardo

[演奏]QUADRO ASOLANO
[発売]RIVO ALTO / CRR 9608
[録音]1996年6月

イタリア勢による演奏。録音のせいかもしれませんが、ソプラノが少し細く薄い感じです。

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Lamenti Barocchi Vol.2

[演奏]Soloists of the Cappella Musicale di S.Petronio / Sergio Vartolo
[発売]NAXOS / 8.553319
[録音]1995年6月

バロック時代のラメント(嘆きの歌)を集めたアンソロジー盤の第2巻。イタリア勢による演奏。バンディテッリを含めた演奏の「どぎつさ」は一番かも。

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posted by auditus at 12:37 | 同曲異盤記(ニンファの嘆き)